電子工作はじめました。

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私はバイナリデータの雨の中で手をバタバタさせているだけだ。
― 仮想世界に長くいると、得体の知れない不安感がこみ上げてくる。
しかし、一日のわずかな時間でも、手を動かして、何か物理的な物を作ったり直したりすれば、その不安感は薄らいでいく。

Made by Hand ―ポンコツDIYで自分を取り戻す (Make: Japan Books)』より。

このポップを見た時、軽い衝撃を受けた。
僕が最近抱いていた不安をあまりにも的確に言い表していたから。

Webアプリケーションが誰でも作れる時代になり、僕らの価値は相対的に下がりつつある。
そして何より、結局のところWebは、多くの場合、Webの世界だけにインパクトを与えるに留まる。
例えば、炎上事件なんてインターネットに張り付いていない人は誰も知らない。

Leap Motion なんか見た日にゃ、『彼らが5年間この革命的な入力デバイスを開発している間、僕はいったい何を作ってたんだろう』と、とても虚しい気持ちになった。

また、クラウドファンディングなどによりハードウェア製品を作るハードルが下がってきた。
おもしろいガジェットがどんどん出てきている。

「物」はやっぱり強い。手に持っておもしろさが伝わる、現実世界に確実に影響を与える…。
これからはますます、個人のエンジニアレベルでも、ハードウェアとの連携を含めたソフトウェアエンジニアリングが求められるようになるだろう。

そこで電子工作?


というわけではありません!

小難しい話を書いていてもネガティブになるだけなので、それは置いておいて、
そんな不安を解消するために、 Made by Handにしたがってリアル物作りをしてみます、というわけです。

右も左もわからないので、とりあえず、

をやります。激しく今更感がありますが^^

下準備・組立


本の説明に従って組み立てるだけです。
電池BOXのスイッチをONにしてハンドルを回すと、LEDが光って音が慣れば成功です。

こんな感じ。

ちなみに公式サイトのFAQにもありましたが、台座のネジは超硬いです。
そして、苦労して取り付けたにも関わらず、それのせいでMacbookにささらなくなりますorz
(Macの下に何か敷けばOKだけど、発熱で燃えないか心配です)

IDE・ドライバーのインストール


@Mac OS X 10.7.4 Lionです。

IDEは、 Japanino特設サイト | 大人の科学.net からdmgファイルをダウンロードしてきて、中にある「Ardino」をアプリケーションフォルダに入れれば完了です。

ドライバーがちょっとハマりました。
dmb内の「CP210x VCP Driver/Silicon Labs USB Driver Installer」をインストールしても、Ardinoアプリのシリアルボードに「/dev/tty.SLAB_USBtoUART」が表示されませんでした。

ネット上でも困っている人がいて解決策も様々らしいですが、僕の場合は、 USB to UART Bridge VCP Drivers から最新版(v3.0)をインストールすれば解決しました。

なお、インストール終了後に再起動を求められるのでご注意下さい。
最近そういうソフト少ないから油断してた。デバイスドライバーとか必要な場面めったにないもんなぁ。
(はからずも1ヶ月ぶりぐらいに再起動するはめになって、Macが軽快に動作するようになったのでよしとします。)

※ スケッチをボードに書き込む時、ttyじゃなくcuだったらリセットボタンを押さなくても書き込めるという情報もあったけど僕の環境ではだめでした。

I LOVE U!


これで準備OK。
公式サイトからスケッチをダウンロードして実行。

良い感じですね。
何が苦労したって一人でこの写真を取るのが一番大変だった。

まだ全然理論的なこととかわかってないけど、これから勉強して色々くだらないものを公開していきたいと思ってますので、お楽しみに!


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