Monthly Archives: 6月 2013

NimbusのNIWebControllerでサクッとWebページを表示する

アプリのメイン機能じゃないんだけど、Webページをちょっとだけ表示したい時が結構あります。ライセンス画面とか、ちょっとした説明画面とか。

そんな手間でもないので、WebViewだけ貼ったViewControllerを自作してもいいんですが、
というかしてたんですが、毎回「- (void)webViewDidStartLoad:」とか書くのも、いい加減飽きてました。

そこで思い出したのが、NimbusKit。Web表示用のコンポーネントがあった気がするので、それを使って見ることにします。
Googleも使ってるぐらいだから保守は続けられるでしょうしね。

で、「Nimbusを使おう」みたいな記事はいくつかあったんですが、WebControllerだけ使うという日本語情報が見当たらなかったので、書いておきます。

インストール(CocoaPods)

subspecが用意されてるので、WebControllerだけ指定できます。

CocoaPodsを使わない手順はやるのも書くのも面倒なので省略します。
まだ使ってないという人は是非導入を検討してください。
僕も「Xcodeのworkspace機能が好きじゃない」というしょうもない理由で長らく使ってませんでしたが、完全に間違いでした。

ライブラリのインストールはもちろん、アップデート(AdMobとか頻繁にやんなきゃですよね…)もかなり楽になります。

コード

あとはこんな感じのコードを書けばOKです。

これだけで、上の画像のような、

    • タイトル・ローディング表示
    • 進む
    • 戻る
    • 中止・更新
    • アクション(Safariで開く・URLコピー)

という最低限の機能のついた内部ブラウザが表示ができます。
簡単でいいですね!

アクションボタンには独自処理の追加も可能です。
詳細な使い方については、公式のドキュメント・ソースが参考になります。

Nimbus: Nimbus Web Controller
nimbus/examples/catalog/Catalog/CatalogViewController.m at master · jverkoey/nimbus
nimbus/examples/catalog/Catalog/ExtraActionsWebViewController.m at master · jverkoey/nimbus

それでは。

podfile-infoからスペシャルサンクスビューを表示するiOS用ライブラリ

みなさん、CocoaPods使ってますか?便利ですよね。
僕も遅ればせながら、昨年暮れぐらいから使いはじめて、今ではこれなしではやっていけない状態です。

で、毎回お世話になったpodの一覧を表示するスペシャルサンクス用のビューを用意してるんですが、Podfileをうまく利用してこの作業を効率化できないかなぁ、と試しに作ってみました。
(Ruby用に作った、Arigatoと同じ発想です。)

最初は、CocoaPodsのソースをベースにRubyでgemとして作ろうとしていたんですが、
ソースを読んでる途中に、「pod podfile-info –md」というコマンドでMarkdownなファイルを吐けることを知り、最終的には単純にそれを読み込んで表示するだけのライブラリになりました。

tnantoka/SPThanksViewController

こんな感じで現状は普通のGroupedなTableViewで表示されるだけです。
(クリックしたらWebView内にpodspecで指定されているhomepageを表示)

まだ大した機能がないので、CocoaPodsには登録してませんが、以下のようにPodfile内でgitを指定すれば使えます。

あとは、

したファイルをプロジェクトに追加すれば、それを元にスペシャルサンクスビューを表示します。
(ここを自動化できないか考え中です。post installでうまいことやれば行ける?)

モーダルで表示する場合のコードはこんな感じです。

ライセンスファイルを抽出して表示したり、見た目をもうちょっとオシャレにしたり、などいくつか機能追加案はありますが、今後僕自身が使っていく中で「絶対いるな」と思ったものを追加していきたいと思います。

 

Obj-C with Travis CI初挑戦

iOSのライブラリにTravis CIを導入する – blog.ishkawa.org を参考に、Travis CIでテストするようにしました。(MarkdownをオレオレParseする部分だけですが)
Objective-Cにも対応してるとか、Travisさん便利すぎて涙が出そうです。

Travisで動かすにあたって躓いたのは以下の点。

    • アプリケーションテストが動かない
      「the iPhoneSimulator platform does not currently support application-hosted tests」となってテストが実行出来ませんでした。今回はロジックテストでよかったので、Build settingsから、「Bundle Loader」と「Test host」を消すことで対応しました。 
    • テスト用スキームが実行できない
      「Scheme “SPThanksViewControllerLogicTests” is not configured for running.
      」となる場合、Edit SchemeのBuildから「Run」にチェックを入れたら解消しました。
    • スキームがないと言われる
      「xcodebuild: error: The workspace ‘SPThanksViewController’ does not contain a scheme named ‘SPThanksViewControllerLogicTests’.」 というエラー。Manage Schemesからテスト用のスキームをSharedにすればOK。

どれも直接Travisは関係ないところばかりですが…。テスト関連はまだまだ初心者すぎることを痛感しました。

 

というわけで、興味があるかたは触ってみて下さい。
それでは。

4度目の正直!クックパッド 開発コンテスト24で賞をいただきました

第4回「開発コンテスト24」受賞作品発表 | クックパッド株式会社

実は第1回から参加しているのですが、今回、晴れて賞をいただくことができました。

    • 第1回:撃沈
    • 第2回:撃沈
    • 第3回:寝落ち
    • 第4回:2位

\(-o-)/

今回作ったのはこちらです。


Urlife: あなたの人生を考えるインフォグラフィックス  

あなたの残りの人生について、今流行りのインフォグラフィックス(言いたいだけ)を使って様々な視点で表示してくれます。

既知の不具合


    • 親が不死身
      親の誕生日を設定する機能を付け忘れた
    • 凹む
      これは審査結果発表ページでも指摘されている点。子供の欄とか拡張してもっと明るい情報を増やしたかった。

このあたりを修正してApp Storeへ申請予定です。
ただ、このままだと悪名高き10.6(HTML5でやれよ)でリジェクトされそうな気がするので、もうちょい機能を追加しないとな、と考え中です。

開発について


今回は前日にちゃんと睡眠を取れたこともあり、24時間一睡もせずに突っ走ることができました。

寝落ち防止

前回、寝落ちというありえない結果だったので、

    • ドメインとっちゃう
    • TestFlightの招待を出しちゃう

ことにより自分を追い込みました。
(あと、入賞したら新Macbook Airを買っていいことになってたのも大きかったかもしれません^^)

申請時のバタバタ防止

    • 紹介サイト
    • 申請の文章

は、土曜日の早いうちに作っておきました。

デザインに時間をかけすぎるの防止

FlatUIにすることで、どうせできないデザインに必要以上の時間をかけるのを防ぐことができました。
いろいろ批判も耳にしますが、非デザイナーには強い味方だと思います。

 

というわけでクックパッドさん、貴重な機会+賞までいただき、ありがとうございました。

それでは寝ます。おやすみなさいzzz

初の有料アプリ「ベビーカウンター」をリリースしました


ベビーカウンター

初の有料アプリであると同時に、子育て系のアプリにも初挑戦になります。
リリース記念で450円→350円にセール中です。(6/30まで)

機能は排泄や授乳を数えて、カレンダー形式で振り返れる、というシンプルなものです。
奥さんが実際に使ってくれていますが、紙に比べたらだいぶ楽になったようです。

育児はまだまだアナログが支配している世界ですが、こういうちょっとしたアプリを作っていって、
少しでも育児の負担が軽減できればいいなと思っています。

有料アプリについて

有料アプリを買うとなぜか「最優先ユーザサポート権」みたいなものも購入したつもりになる人がたくさんいるように見受けられるので、今までためらっていたのですが、何事も経験ということで今回は販売に踏み切ってみました。

リリースして約1週間たっていますが、何の宣伝もなしにすでに15本程度売れており、App Storeのすごさをあらためて感じています。

最近の低価格化の波の中で、値段が高いと思われるかもしれませんが、競合は紙の手帳(数ヶ月分で1000円以上とか普通)なので、それに比べれば安いし、子供のために使うお金は財布の紐も緩みがちという打算から設定した価格です。
そもそも105円だらけという状況はあまり健全じゃないと思いますしね^^

よろしくお願いします。

奥さんへのプレゼントにどうですか?

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