RubyMotionを1週間触ってみた印象

2013-2-5 未だに一定のアクセスがあるようなので念の為追記。

ここにあるのは、2012年5月時点(出たばっかり)で会社として全面的に採用するかどうか、という前提の話なので、もはや役に立つ情報ではありませんm(_ _)m
※ じゃあ非公開にしろよという話なんですが、僕自身このプレゼン資料のネガティブさを大変反省していて、忘れないように残しています。

当時から個人のおもちゃとしては十分おもしろかったですが、あれからRubyMotion自体もどんどん進化して、周辺環境も整っており、組織的な採用を検討する価値があるのではないでしょうか? Pixate とかとの親和性も高そう。(僕も再チャレンジしたいんだけど、お金と時間が足りない^^)

追記おしまい。


 

5-11に会社でオープンソースカフェに行ったんだけどその時にしゃべった。
新しい情報はないし、若干ネガティブなので見ても良いことはないと思う。
こういうしょうもない発表はもうしないぞ、という反省の意味も込めて貼っとく。

あ、当日は省略したけど、XcodeとRubyMotionで作った同じプロジェクト(超適当ブラウザ)は以下のGitHubに置いてある。
RubyMotionApps/TinyBrowser at master · tnantoka/RubyMotionApps · GitHub

その場であった指摘とか


  • インタラクティブにコンソールから操作とかできるのはメリットあるのでは?
    → 確かにその通り。資料に入れなかった僕のミス。ただ現時点ではそこまでメリット感じず。
  • gemでの拡張性
    → その反面Objective-Cのライブラリが一部しか使えないという制約もある。
  • Objective-Cを吐ける機能があったら良いよね!
  • 楽しければそれでいいじゃん!!

まとめ


元々僕はこういうツールは苦手。
でも会社にはRubyは書けるけどObj-Cは触れない人がいて、その目的になら使える?と考えたんだけど、まだ会社で使うのは無理かな、という印象。

いずれにしろできたばかりの現時点で評価を下すのは早いと思う。公開してすぐ判断下されたら開発側もたまらんだろうし。

ただ、余裕のない僕としてはこれ以上時間を投資できないと判断しました。
しばらくはウォッチの体制に入ります。

というわけでObjective-Cでの開発に戻ります、作るぞー。

お土産にもらった聖護院の八ッ橋に入ってた小話が粋だった

大学時代の友人がゴールデンウィークに関西に帰ったそうで、お土産に聖護院の八ッ橋をもらった。

パッケージを開けると1枚の紙が入っていた。
よくある商品ラインナップの広告ではなく、小話が書かれていた。

初夏の詩
天の川

鴨川に星が降るというので、下宿の学生と大家と連れ立って川原まで行くことになった。同じ場所に住んでいるというのに、あまり目にしたことの無い学生である。大家に尋ねてみれば、つい三ヶ月程前に私の隣に住み始めたという。まだ町に馴染んでいないため、私ならば気に掛けるまいと誘ったらしい。
「隣といえば、あの、数学家の八年生」
「この間、お故郷に帰らはりました」
「長い間ねばっていたというのに、とうとうですか」
「何やら必死の形相の親御さんがいらっしゃってね。ご本人は遂にこの時が来たかと笑てはりました」
彼ならばそうであろうな、と、夏にはいつも浴衣に高下駄のような奇妙な履物で歩いていた姿を思い出した。別段仲が良かったなどということも無いが、居ないと知ると淋しく思うのだから、勝手なものである。

数学家のことを考えていると、隣に並んでいた学生が口を開いた。
「これ」
「これ、とは」
「この香りですが、こちらからなのですよね」
ああ、と、私は自分たちが八ッ橋屋の前を通っているのを知った。長年住んでいると、慣れて気付いてすら居なかったらしい。
「肉桂の香りですね。八ッ橋です」
「それは、京都らしい」
少し足をとめる。
「気になっていましたか」
「いえ、でも、懐かしいようでいてこれまでじっくりと嗅いだことの無い香りだったので」
うまいことを言うと思う。
「祖母が、存命の折はよく食べていました」
「思い出の香り、ですか」
「そこまでは。ただ、この下宿に決めて良かった」
大家が、くすりと少女のように笑みをもらしていた。私も、この下宿に決めて良かったと思う。

ふと足元を見れば、夕立の残りであろう水溜りが目に入る。群青の空が映り、中には星が降り注いでいた。川で無くても降るほどに星があるかと見上げれば、上は一面の星であった。
天の川がやってきたのである。
学生に教えると、さらにまたここへ来て良かったという表情を強めて、真剣に群青の水溜りをのぞいていた。

特に“ただ、この下宿に決めて良かった”辺りが好き。
学校のチャイムを聞いた時のような、夕焼け空を見た時のような、切ない気持ちになって良い後味が残る。

誰の作品かとか書いてなかったけど、オリジナルなのかなぁ。

今までおたべ派だったけど、今度買うときは聖護院にしようかなぁと思った。
広告よりよっぽど効果あるかも。

漢字を変型させるプラモ風の食玩「もじバケる」のクオリティが高かった

近所のスーパーで50円ぐらいで安売りしてたので買ってみたんだけど、思ったよりできが良かった。
漢字を変型させると、動物やモンスターになる。

こんな感じ。

変型前

「猪」と「爆」が…

変型後

こうなる!

クオリティ高ぇ。
その分変型がちょっと面倒だけど。ナノブロックとかよりは遥かに楽。

なんかカードゲーム付けたり流行りに流されてブレてるけど、
ポケモンとコラボするとかして、知育玩具としていけば(漢字を覚えよう的な)もっと売れるんじゃないだろうか。

とか思ったら、アマゾンでシリーズ5とかまで売ってたから、
僕が知らないだけで流行ってるのかなぁ…。

最近読んだ本(2012-5-13)

無事Amazonアソシエイトの承認降りたので読んだ本メモ付ける。
書評だぜ!とか張り切ると、読むの疲れて続かなくなるから、あとからどんな本だったか思い出せるように軽く書くだけにする。

とりあえず最近読んだ2冊。

1.ウェブらしさを考える本 (丸善ライブラリー―情報研シリーズ)


ティム・バーナーズ・リーのWebの思想や、Web2.0〜最近のソーシャルな流れを含め、Webとは何かということが、素直にまとめられている良い本。

大学の教養課程の情報でこれを読ませておけば、とりあえず犯罪自慢で炎上する人はいなくなるんじゃないだろうか。(まぁ犯罪が事実なら炎上して捕まるべきと思うけど)

いつの間にかWebを「札束」か「無料ワゴンセール」にしか見れなくなってしまった大人(僕も含め)にも、本質を考え直させてくれてよいと思う。

また、この本はウェブらしさを考える本 ─つながり社会のゆくえ─ にて全文を公開するという「ウェブらしい」取り組みもしている。(無料公開=ウェブとは思わないけど、その他の多くの本よりはよっぽどウェブらしい)

さっくり読めるので電車内や寝る前の読書本などにオススメ。

2. iPhone/iPad/iPod touchプログラミングバイブル―iOS 5/Xcode 4対応


慣れてきた言語や開発環境について、入門書をたまに読み返すのは良いことだと思ってる。
自分の理解がどこまで深まってるか確認できるし、意外と知らないことが載ってたりする。

というわけでiOS5/Xcode4おさらいの意味も含め読んでみた。

この本は基本的にXibやStoryBoardを使わず、コードでUIを作っていく手法を取ってるので、
全くの初心者や、Xcode4の新機能を深く知りたい人はやめたほうが良いと思う。
(コピペもできるし、細かい制御がしやすいので僕自身はこの手法はとても好き。)

入門よりリファレンス的な使い方の方が向いてるかなぁ、という感じ。

今回は、知人(プログラミング経験ほぼ0)に教える際の参考書にしたかったという目的もあったんだけど、それはまた別の本を探そうと思う。

今回の読んだ本メモはこれでおしまい。また次回。

RubyのObject#tapを知らなかった…。

RubyMotionのサンプルコード呼んでて、

みたいなコードがあったんだけど意味がわからなかった。
いや、意味は予想つくんだけど、 tapってなんやねんって。

iOSのAPIにはそんなメソッドないし、てっきりRubyMotionの便利機能なのかなーとか思ってたら、
なんとRuby(Object)のメソッドだった。

全然知らなかった…。

tapかわいいよtap – (rubikitch loves (Emacs Ruby CUI Books))

結局何なのかというと、「そのオブジェクト自身をブロックに渡して実行して、その後自分自身を返す」メソッドらしい。
単純な例だとこんな感じ。

その他の利用例がtap #Ruby – Qiitaにまとまってた。

ふむふむ、これは便利ねー。
RubyMotionのコードではinitで返って来たオブジェクトのtapを呼んで、
ブロック内で初期化して、その結果を変数に代入してたわけね。

納得。

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